My-yuki Project

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1998年 5月 6日作成

第2話「へんななまえとへんなかぞく」

わたしはこういち。
おんなのこよ。
いもうとは、つよしっていうの。
おんなのこなのに、なんかへんですって?
それは…。

このうちにきてはじめてのよる。
なんじかんかのあいだに、おりこーなわたしはいろいろなじょうほうをてにいれた。
わたしたち(わたしと、おばかないもうとね)は、このうちにもらわれてきたらしい。
わたしたちがまえにいたおうちは、おかねもちで、れいだんぼうもかんびだったし、まわりももっときれいだったわ。
なのにここ、あっついし、クーラーついてんのかしら。
いま7がつよ?
いくらハムスターがさばくげんさんでも、わたしはこうきゅうハムスターなの。
おみせでかったら3000えんもするのよっ。
980えんのゴールデンとはかくがちがうのよ。
いまのうちは「だんち」ってやつらしいし、わたしたちのいる「ケース」のそこは、しんぶんしだし、もーちょうびんぼー。
やんなっちゃう。
あっ、しかもひまわりもやすものだったわ!
しかもやんなるのは、いもうとがこのかんきょうに、みごとにてきおうしてることね。
なんにもかんがえてないんだから。
さっきなんて、しんぶんし(しかも、ちぎってなくて、ただたたんでおいてあるだけ!)のしたにもぐって、にんげんをよろこばせてた。
「わー、この子何か変ーっ。新聞の下にもぐってるよー」
どーかん。
「でもかわいいよね」
「こっちの色の黒いほうは、触らせてくれないし、つまんない」
なんですって!?
「ずっとうちの中で寝てるしね」
「やっぱり動いてる方がおもしろいよね」
ふ、ふん。
あんたたちにおもしろがられたって、ちーっともうれしくないわっっっ。

はっ、やなことおもいだしちゃった。
…んで、かぞくは5にん。
うるさいのが4にんいて、あと「おとーさん」がいるんだって。
にんげんのおんなが4にんいると、すっごいうるさいのね。
わたしのあたまのうえから、わやわやゆーの。
ま、だからいろんなじょうほうがわかるんだけど。
「ねー、名前何にしようか」
なまえ?
わたしたちの?
まっ、すてき!
えーっと、エレガントなわたしにふさわしいのがいいわね。
エリザベス?
ジュリエット?
うーん、…あ、いもうとのほうはなんでもいいからね。
はなことか、ねずみとか。
「えっと、2匹でしょ。たろーとかじろーとか?」
「おねーちゃん、センス無さ過ぎ」
「ほんとーさいてー」
「すぐにわかるのがいいな」
「色の薄いほう、新聞紙にもぐったりして変なやつだよね」
「変なやつ、じゃあ、「剛」だね」
「え、おかあさん、それってkinkiの…」
「いい歳して、ジャニーズ系!?」
「いーじゃん、かわいーし。心の息子だわ。ちょうど子供生まないように、オス2匹もらったんだし」
…は?
え?
「じゃ、こっちは「光一」だね」
「決まり。「つよし」と「こういち」だね」
え?
え?
なに?
どーゆーこと?
なに!?
なんなの!!
わたしはおんなのこ!
おんなのこなのよー!!

つづく。

第3話「こういちのかんさつにっき(つよし編)」
こういちは自身の尊厳と居場所をかけて、強大な敵に立ち向かう!

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